「野生ギクを用いた生け花」
先日、野生ギク遺伝資源を提供した大阪市立大の林先生より、野生ギクを用いた生け花の写真を送って頂きました。
大丸心斎橋店で開かれた「いけばな新進作家展2014」に出展された際の作品とのことです。
「キク科の植物を用いて「多様性と進化」を表現するため、グリーンネックレスで二重らせんをイメージした」(林先生)とのことです。
ノジギクの葉です。
花の左奥にあるのがハマギク、右奥にあるのがサツマノギクです。
どちらも開花前で葉のみですが、ハマギクの葉の肉厚な感じ、サツマノギクの葉の白い縁を活かして頂きました。
広島大学で管理している野生ギクの多くは10~11月に開花します。今回は葉のみの利用でしたが、花の時期とはまた違う印象で、このような活用例もあるのだと参考になりました。